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土州より
ネット短歌集


最新更新日
5月15日
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短編集
短歌じゃなくっって、短「ぺん」です。
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◆◆◆土佐風味の一首◆◆◆
幼き日夢を探しに来た場所は更地と化せりデパートの跡
数年前まではりまや橋交差点の東南の一角には「とでん西武」という百貨店がありました。僕は小学生の頃高知県に住んでなかったんですが、家族旅行で高知に来た時「とでん西武」に連れて行ってもらいました。屋上には遊園地があっていつまでも遊んでいたかったなあ。今僕は高知で暮らしていますが、「とでん」は更地になり、幼き日のワンダーランドへ訪ねる術もありません。跡地に新しい「何か」が建造された時、僕の思い出もまた消えていくのでしょうか。
リンク
大和盆地在住の歌人黒路よしひろさんのHPです。 水垣 久さんが運営する和歌の総合サイト。うち千人万首はアクセス100万を突破するモンスターサイトです。
高知の女性フォークデュオ。毎週土曜日は大丸北で路上ライブを継続中。
ページ紹介
 このサイトは3年間以上したためてきた歌をもったいぶって小出し(笑)にしたものです。様々なジャンルで詠んではみたもののお粗末な事はなはだしい限りです。ただ高知でないと詠めない歌も少しは発信できてると、思いこんではいるのですが・・。今後新作や過去の秘作を徐々にアップしていくつもりですが、ご意見やご投稿もいただければ自称「歌人」冥利に尽きると考えていますので、遠慮なく掲示板もご利用下さい。
 そしてまた、短編集もアップしました。一応「社会派」と自分で思っています。こちらも地方の日常にある一こまを短い文にまとめたものです。当然のように短編も得意の小出し作戦(作品がすぐ枯渇しそう)ですが、楽しんでいただければ嬉しいです。
このマークは新規にアップした歌です。赤い四角は一言いいたいことです)
自己紹介
 ペンネーム土州なる四国高知在住の自称『歌人』です。今の時代の高知を歌にしていくことで、大事なものや大切にしなければいけないものを見つけたいと思っています。表現が稚拙でテクニックが伴わなくとも、心の叫びを直球でぶつけていきます。土佐を愛しまた憂い。頑張る人を応援し、人を愛し、四季を感じ時の流れを受け入れていく・・そんな正直な歌を目指します。
■土州■年齢 40+●歳 ■趣味1 運動(競技系)この歳でまだ県レベルの大会に挑戦し若者に惨敗を繰り返す。■趣味2 フォーク たくろう時代の歌をライブで歌う(聴くほうは大変)■趣味3 粘土細工 犬や猫、時に人をつくる。機会があればこのページの画像にて紹介します。■好きな歌人 小野小町(かわいいじゃん!)■血液型 B型(興味ないろう) ■体型 メタボ
最新の歌
升升(しょうしょう)で酔いて落ちゆく男など尻目に現を語りし女子(おなご)
升升(しょうしょう)酒どころ高知では少々飲めると言えば升升(つまり2升)飲めると言うことになります。もちろん冗談ですが、結局は「つべこべ言わずに飲め」ということですかね。それで必ずいるのが、いくら飲んでも全く酔わない女性ですね。
土佐行きの搭乗口に近づけば酒と笑いの勢いや良し
不景気のあおりを受けた客待ちのタクシーの群れ車道を覆う
憂郷歌
夢を追い県外(そと)へ出て行く少年のUターン願い若鮎と呼ぶ
そののちに女も故郷(くに)を後にして都会へ嫁ぐ遠距離の恋
やまぬ雨はないと言えども晴れの間を知る事もなく消えるかげろう
過日よりシャッターを閉ざす時計屋の主人はいかにと往く人に聞く
 行く先はどことも知れぬわが身ゆえいかに漂う混乱の海 
望郷歌
都へと残る未練の後ろ髪流れしはての青い海かな
偶然の再会を想う改札口故郷の駅話す人無く
山村の谷間にひびく電子音祭りも今は姿を変え行く
過去ログの歌を詠みつつその頃の心の模様また垣間見る
応援歌
酔うほどに心は野辺に旅立たん春の遍路に心託して
いつからかギター片手に人前で唄う彼女を眩しく見てる
手の中でぐるぐる回る天道虫指先に登り大空へ飛ぶ
連休に無精を重ね伸びた髭さっぱり落して仕事に向かう
約束も飲み会もない金曜日7キロの道家まで歩く
恋歌
くしゃみ咳防ぐマスクの内側で小さく「好き」と君に囁く
粘土の猫です。
君思う晴れた休日コタツ出し缶ビール空け午後のうたた寝
蝉の声響く木陰に涼し風吹きて連れ去る君のいた夏
人の名は水面を揺らす言霊か文字見るだけで胸が高鳴る
振動にふと目を落すディスプレイ着信知らす君の画像ファイル 
 空を染めやがて散り行く火の花に代わり生まるる恋の花かな
四季(春歌)
土砂降りもまた似つかわし土佐の春黄色い傘の舗道に踊る 近所の公園の紫陽花です
木蓮を背中に座して春の風我振り向くや花落つる音
流れ行く先も無き水散り急ぐ花びら浮かべ風に振るえる
忙中の桜木の下閑ありき春を伝えし花を降らしつ
梅雨までの心地良き日の短さをむさぼるように河原に興ず
花の頃四度(よど)見送りて五月空流れる雲に時を重ねる
短歌をひねり初めて四年目にはいる。思い起こすと桜の季節に始めたので桜の季節も四回目が過ぎ、見上げると抜けるような五月の空がひろがっている。その空をゆっくりと流れていく雲のように、私の人生も流れていくのだなあ。
四季(夏歌)
七夕に雲に隠れし天の川待つ身の心知ることもなく
星空は空梅雨からのプレゼント空の川には涛々の流れ 土州作の水彩画
溢れ出す地上の星の輝きに空の川さえ伏せて流れる
流行の色を濃くする「よさこい」で今も変わらぬ法被姿よ
全国にひろまった「よさこい」。高知の祭りが全国にひろまるほど高知らしさが失われていくように感じるのは私1人ではないはず。そんな時シンプルな法被姿の踊り子を見るとほっとする。
幼子にせがまれ探すりんご飴花火に見入る人ごみの中
1年前直射日光受けながら何考えたっけ終戦の日
四季(秋歌)
気が付けば汗を乾かす秋の風コートサイドで雲を見上げる
秋風に背中を押され室戸へとただ室戸へと歩を進ませる
高知市内から室戸岬までの約90キロをほぼ不眠不休で歩き通しました。その時のことを思い返して詠んだ歌です。苦しくて辛いんですが、1歩進めばその分ゴールが近づく事だけが真理と思いそれ以外のことは考えられませんでした。
四季(冬歌)
窓越しに部屋の奥まで差す陽うけ埃が踊る午後2時の掃除
北風に乗って届いた初雪にはしゃぐ母と子の幸せを願う
朝の陽に消ゆる高嶺の雪のごと儚かりけり明け方の夢
酒歌
永遠と時を忘れる宴さえ朝の気配とともに過ぎ行く
新しい髪型の君とカウンターウォッカベースのカクテルに酔う